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その他


オーストラリア市民権

 

20121月に永住者が持っている再入国ビザ(サブクラス155)延長の審査、基準が大変厳しくなりました。具体的には、今まで例外措置で5年の再入国ビザ延長が認められていましたが、改正によって認められても最長で1年となりました。それによって多くの方が永住ビザ延長を諦めることになりました。これが原因で日本人の多くの方達が真剣にオーストラリアの市民権取得を考えるようになりました。そのオーストラリア市民権を取得するにはどのような手続きが必要かということをここで詳しくご説明致します。申請には2通りの基準があります。1つは60歳未満のものと60歳以上の方のものです。申請者の年齢により違いがありますのでご注意下さい。

 60歳未満の方の市民権申請について(Application for Australian Citizenship General Eligibility)

 

申請資格

  1. 18歳以上60歳未満

  2. 永住権保持

  3. オーストラリアのResidence Requirementを満たしている事

  4. オーストラリアで今後も居住あるいは密着した関係を続ける事が想定される事

  5. 犯罪歴などが無い事

 

Residence Requirement

  1. オーストラリア国内に市民権申請直前から遡り4年、そのうち直近の12ヶ月を永住権保持者として居住していること

  2. オーストラリアから過去4年のうち1年以上の不在の無いこと(直近の年に90日以上のオーストラリア不在が無いことも含む)

 

市民権テスト

  1. 基本的英語力が求められる

  2. 基本的オーストラリアに関する知識が求められる

  3. テストは英語で行う

  4. 20問の選択式問題

  5. 合格点は75パーセント以上

 

市民権テストでの英語力について

基本的英語力に自信の無い申請者には、移民局スタッフがついて補助をしてくれるが、その補助を受ける資格のためには400時間以上、AMEP (Adult Migrant English Program)のコース完了が必要

 

AMEP (Adult Migrant English Program)

http://www.industry.gov.au/skills/AssistanceForIndividuals/AdultMigrantEnglishProgram/Pages/InfoInOtherLanguages.aspx

 

Application for Australian Citizenship General Eligibility申請の流れ

  1. 申請資格を満たす

  2. Residence Requirementを満たす

  3. オーストラリア市民になる事について勉強する

  4. 提出書類の準備

  5. 提出フォーム作成

  6. 最寄の移民局市民権申請オフィスにて申請提出

  7. 移民局からの呼び出しにより、担当部署への出席(提出書類の原本全てを持参)

  8. 市民権テスト受検

  9. 移民局からの結果通知(通常60日以内)

  10. 市民権取得セレモニー出席