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ビザに関係する詐欺行為が急増!


(質問) 
ワーキングホリデーの女性です。オーストラリアに永住者として滞在したく思っております。日本で夫から暴力行為を受けているので、知り合いから永住者として難民の申請ができると聞きました。その申請は、ライセンスをもっているビザのエージェントが行ってくれるとの事です。この様なことが実際に可能なのかどうか、アドバイスをお願い致します。

(回答) 
質問者の女性は難民認定を受ける事によって永住権が取れるか、というご質問かと思います。現在の移民法で日本人の女性が日本での家庭内暴力被害を理由に、難民申請をする事は法律上できません。又、以前、阪神大震災や東日本大震災の後、震災被害を理由に難民申請ができるという噂がありましたが、残念ながら日本人が震災被害を理由に難民申請をする事は法律上できません。
実は最近永住権の申請が非常に難しくなり、その永住権を取りたい方々に対し、ビザに関係する詐欺行為が急増しています。最近移民局がこのビザに関連する詐欺について、警告を出しておりますので、その一部を掲載致します。

(例)
インターネット恋愛詐欺

オーストラリアの外では、いくつもの恋愛詐欺の報告があります。これらの詐欺者は電子メール、またはインターネットチャットルームで被害者と連絡を取り、恋人・配偶者を探しているアフリカか東部ヨーロッパからの独身女性だと名乗ります。

そして、詐欺者はオーストラリアで被害者に合うための費用の援助を要求します。その後、パスポート、旅行保険などの通常の資金や、更にオーストラリア政府の旅行債権やわいろなどの虚構の料金を求めます。空港に行く途中で事故に合ったと言い張る場合もあり、病院の料金のお金も要求するかもしれません。

過去には、被害者がオーストラリアドルで35,000ドルを騙し取られたケースもあります。また、被害者が詐欺相手の国に到着した際、身代金目当てに誘拐される事もあります。

(例)
電話詐欺

現在把握されている電話詐欺の傾向は、移民部門、又は他部門の政府組織の役人になりすましたものが多いです。

電話を掛けた側は、相手が誤りを起こしたと言い張り、そのため罰金がただちに払われなければならないと主張します。実際には、オーストラリアの移民政府が、罰金の支払いを電話で求める事は絶対にありません。

一般的にこの詐欺では、ビザ所持者が入国管理当局者のふりをしている人物から、電話を受け取ります。電話を掛けた人はビザ所持者のパスポートと生年月日を持っており、記録されている生年月日が誤っていて、更新される為にコストが必要だと主張します。この支払いがされなければ、ビザ所持者は追放されると言うのです。

これは詐欺だと言うことを了解してください。この様な電話を受けた場合、ただちに電話を切って、あなたの地域の警察とオーストラリア移民局の「IMMIGRATION DOB-IN SERVICE」に報告して下さい。

気を付けなければならないポイント:

? ヤフー、ホットメールやGmailアカウントなどの無料のメールアドレスから送られたメール
? 他人からのウェブ広告のメール―知らない人たちからのリンクはクリックしないでください
? 個人情報を要求するメールはあなたの名前の代わりに『親愛なるお客様』など一般的な挨拶を使用します
? 受取人がオーストラリア移住プログラムに選べらた事を報告するメール
? 出会い系や恋愛詐欺。魅力的な独身女性がオーストラリアであなたを訪ねるのを援助する為のお金を振り込むなど頼みます
? あなたに非常に高い収入の仕事を保証する申し込み

オーストラリア政府の公式サイトに似せたインターネットサイト

現在、各サイトがオーストラリア政府の公式サイトに似せてビザサービスを提供しているのが増えています。こういったサイトは詐欺ではないかもしれませんが、ビザ申請に加えて通常より高い料金を依頼人に要求するかもしれません。

このようなウェブサイトはオーストラリア政府、またはオーストラリア移民局を代表しておりません。また、実際のビザ申請の手続きに影響は全くありません。

オーストラリア移民局はこういった広告についてコメントやサービスはいっさい行っておりません。

オーストラリア移民国境警備省が正式に提供しているビザサービスは一つしか存在しません。正式なサイトはwww.immi.gov.auです。

インターネット詐欺から身を守ってください:

ウェブアドレスをチェックしてください。たとえ1文字が異なっても、まったく違うサイトかもしれません。オーストラリア政府のウェブサイトはすべてgov.au例で終わります。

例:

www.immi.gov.au
http://www.eta.immi.gov.au/

取引相手を知っている場合、または安全なサイトではない限り、個人情報は登録しないで下さい。安全なサイトはブラウザウィンドウにパドロックがかがっており、https://など安全なURLで始まります。

ウェブサイトに関して何かご心配があれば、誰かがそのサイトに関する問題を報告したかどうかウェブ検索をしてください。