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社長挨拶


山口正人

オーストラリアのシドニーに(株)日本ブレーン・センター・オーストラリア設立当初は翻訳と通訳事業だけの業務でした。しかし翻訳・通訳事業から市場調査の依頼が入り、さらにそこから人材紹介業や移民法のコンサルティング事業へと発展してゆきました。

設立当初はただ無我夢中で仕事をしていました。会社の宿命として「山あり谷あり」の18年が過ぎ、社長として実に多くのことを学ばせて頂きました。そしてその経験を通して自分の中でしっかりと固まってきた仕事や経営に対する3つの考えがあります。


  1. 人の役に立つ
    1997年1月にインドのカルカッタにマザー・テレサさんに会いに行き到着したその日に運良くお会いすることが出来ました。私がこの世界で最も尊敬している人がマザー・テレサさんであり実は彼女は1996年11月に危篤状態であり、手術により奇跡的に回復されたのでした。その知らせを聞き彼女が生きている間にどうしてもお目に掛かりたいと思いアポイントメントもなくカルカッタに向かいました。
    彼女は車椅子に座っていらっしゃいました。ニコニコと笑えみながらキリストの模様の入ったペンダントと名刺を下さり握手をしました。その後彼女が設立した「死を待つ人の家」で一週間ボランティアをさせて頂きました。そこで学ばせて頂いたことは「人は役に立つ為に生まれて来た」ということでした。そしてそのことをマザー・テレサさんが一生をかけて一途に実践したことでした。私もそのことに気付かせて頂いたので自分も一生を通して「人の役に立つ」ことを実践してゆきたいと考えています。
  2. 仕事を通して人間的成長を目指す
    「人が人間として生まれて来た理由は人間的に成長することを目的としている。その方法として多くのことを経験し学習するのである。」この考え方は私が17年間経営者として仕事上の問題に直面した時に悩み、その解決策を考えた時に会社経営の先輩の多くの著書から教えて頂いたものです。
    実はこの考えは以前私は経営者が社員を過度に仕事を強いるための自己正当化の「方便」と考えていました。しかしながら今はこの考え方が今の私の最も重要な仕事に対する考え方となっています。数年前には多くのオーストラリア人が考えるように私も早く退職しゆっくりと余生を送りたいと考えていました。しかし「仕事を通して人間的に成長を目指すのが生まれてきた理由」であるならその考え方は違うのではないかを考えるようになりました。今は死ぬまで仕事を続けようと考えています。そして最期の時まで少しでも人間的に成長したいと願っています。
  3. 大きな努力で小さな成果
    オーストラリアに来た最初の目的はMBA(経営学修士号)の取得でした。オーストラリア経営大学院で2年間欧米の最新の効率を重視した経営学を学びました。しかしながら“効率”だけで仕事を評価する考え方には以前からしっくりとこないものがありました。“仕事を通して人間として成長していく”という大きな目的があるのなら効率も大切だがそれ以外の“何か大切なもの”もあるのではないかと思うようになりました。
    その様なときに(株)イエロー・ハット(東証一部上場企業)の創業者である鍵山秀三郎相談役の著書を読み「大きな努力で、小さな成果」という考え方に接し深く感銘しました。私が探していたのはこのことだったのだと。
    この考えを大切にして当社の事業を今後行ってゆきたいと思っています。

この3つの考えが私の仕事に対する基本的な考えであり、(株)日本ブレーン・センター・オーストラリアをこの考えに基づいて運営したいと考えています。しかしながら未熟な私ですので、その思いと現実にはまだまだ大きな隔たりがあるかもしれません。しかし社員と共にこの考えに基づき努力してゆきたいと心から願っておりますので、皆様により一層のご理解とご支援を賜わりますよう心よりお願い申しあげます。


経営理念

「多様化の尊重」と「国際化の推進」への貢献
人類の進化の大きな流れの中に「多様化の尊重」と「国際化の推進」があります。
価値観の異なる海外での生活体験は、皆様のかけがえのない財産となります。そして弊社にとっても、皆様が体験された、感動、流した汗や涙、すべてが財産となっています。
長年の企業活動を通じて得たこれらの貴重な財産を次の世代に還元することで、なくてはならない架け橋として草の根的な国際交流に貢献し、社会人として、そして国際人として成長してゆくことを皆様とともに喜んでいける企業をこれからも目指して参ります。


月刊ファイナンシャルマガジン / NBCA社長山口正人インタビュー


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